2024年夏に起こった米不足は、その後のコメの価格高騰や政府の備蓄米放出などを通じて、食を「商品」として消費している私たちの日常生活に大きな影響を与えました。その背景には、今、地方で深刻化している、農業の担い手不足、高齢化、過疎化、山野の荒廃、耕作放棄地の増加、獣害といった山積みの課題があります。このような複雑に絡み合う「やっかいな問題」を、「持続可能性」の視点から紐解くとともに、食と農を共有財産=「コモンズ」として、だれもが恩恵を受け、維持にかかわることができるような未来予想図を作図し、実現に向けた道筋を考えましょう。
◎ セミナー当日のタイムテーブル
【1日目】
16:00 ~ 第1セッション「わたしと農との関りは?」
・アイスブレイク、自己紹介
・山本さんのお話
・はなしあい
18:00 ~ 夕 食/チェックイン
19:00 ~ 第2セッション 「農と食の記憶」
・ミニワーク
・山本さんのお話
・はなしあい
21:00 ~ 交流会
【2日目】
8:00 ~ 朝 食/チェックアウト
9:00 ~ 第3セッション 「コモンズ』としての食と農の未来」
・めざましワーク
・グループディスカッション
・山本さんのお話
・はなしあい
12:00 終了予定
<後 援>(申請中)
京都市教育委員会
京都府教育委員会
認定NPO法人 開発教育協会(DEAR)

2025年11月 1日 (土) 〜 2日(日) (土)16:00~(日)12:00
場 所:関西セミナーハウス
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:13,500円(1泊2食込)
(消費税、京都市宿泊税200円込)
定 員:20名程度
締切日:10月26日(日)、または、定員に達し次第。締め切り日以降は、お問合せください。
*宿泊は、2~3名1室を基本とします。個室ご希望の場合+1,000円ご負担ください。(申込の際ご希望をお知らせください。)
*2日目昼食ご希望の方は申込時にご予約ください。(1,150円)
*部分参加については事務局にお問合せ下さい。
*直前の取り消し、ご変更は、キャンセル料がかかることがあります。
<講師プロフィール>
山本 奈美(やまもと なみ ) 氏
明治国際医療大学基礎教養講座助教/農学部設置準備室
明治国際医療大学 基礎教養講座助教/農学部設置準備室
大阪府出身。国内外のNGO職員として平和・開発・環境問題に取り組んだ後、京都の山間地で有機農業を実践してきた。現在は大学にて教鞭をとりながら、持続可能な食と農、有機給食、学校菜園、移住労働者(特に在日ブラジル人コミュニティ)の食と農などをテーマに研究活動を行う。