開発教育
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2025年度開発教育セミナー
第2回 パレスチナから「平和」を考える
~私たちは欧⽶中⼼の認識を乗り越えられるか~
 人権・平和・環境などの地球的課題がテーマの参加型学習。特に日本と世界とのつながりを「持続可能な開発」をキーワードに考える。

【対面開催】
講師:金城 美幸 
(名古屋学院大学講師)

 今年1月の停戦合意の成立後、瓦礫と化したガザでは、「わが家」を目指して歩く数十万の人々の波が生まれました。危機の中、ガザでの暮らしを手放さず、土地に留まろうとするパレスチナ人の姿が届きます。ガザで起きたジェノサイドは、パレスチナ人を土地から追い立て続けるイスラエルの暴力の延長線上にあります。歴史的な迫害に苦しんだユダヤ人が、なぜパレスチナ人にあれほどの暴力を振るうのか。解決を阻む欧米中心の認識を問い、パレスチナ人の様々な声に出会いながら、パレスチナ人の視点から現代史を捉え直しましょう。 


 

◎ セミナー当日のタイムテーブル

【1日目】 

16:00 ~  第1セッション「今、何が起きているのか 」 
      ・自己紹介・ミニワーク「私が知っていること・わからないこと」
      ・金城さんのお話  
              ・はなしあい
18:00 ~ 夕 食/チェックイン 
19:00 ~   第2セッション

       「歴史を語りなおす:ヨーロッパの植民地主義と⼈種主義の問題としてのパレスチナ」    
      ・ミニワーク「植民地化の以前と以後」
      ・金城さんのお話  
       ・はなしあい
21:00 ~   交流会
【2日目】

 8:00 ~  朝  食/チェックアウト
   9:00 ~  第3セッション 「脱植民地化のための未来を語る」  
      ・ミニワーク 「平和に向けて一歩一歩」
      ・金城さんのお話
      ・はなしあい
12:00    終了予定

<後 援>(申請中)

  京都市教育委員会

  京都府教育委員会
  認定NPO法人 開発教育協会(DEAR)

申込ボタン.png



                  
2025年9月13日 (土) 〜 14日(日) (土)16:00~(日)12:00
場 所:関西セミナーハウス
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:13,500円(1泊2食込)
   (消費税、京都市宿泊税200円込)
定 員:20名程度
締切日:9月7日(日)、または、定員に達し次第。締め切り日以降は、お問合せください。
*宿泊は、2~3名1室を基本とします。個室ご希望の場合+1,000円ご負担ください。(申込の際ご希望をお知らせください。)
*2日目昼食ご希望の方は申込時にご予約ください。(1,150円)
*部分参加については事務局にお問合せ下さい。
*直前の取り消し、ご変更は、キャンセル料がかかることがあります。
<講師プロフィール>
金城 美幸(きんじょう みゆき) 氏
名古屋学院大学講師
 1981年生まれ。大阪府出身。名古屋学院大学講師。専門はパレスチナ地域研究。パレスチナ難民 の故郷の記憶について研究。研究のきっかけは在日朝鮮人3世として日本の植民地主義と国民国家の 暴力とイスラエルのパレスチナ支配の類似性に関心を持ったこと。パレスチナ/イスラエルに通算 で4年間滞在。
著書・論文:「日常の中のナクバ/ナクバの中の日常」鈴木啓之・児玉恵美編著『パレスチナ/イスラエ ルの〈いま〉を知るための24章』(明石書店、2024年)、「イスラエルの新自由主義政策と刑務所システ ム――パレスチナ人支配の強化とグローバルな連帯」松下冽・山根健至編著『新自由主義の呪縛と 深層暴力 ― グローバルな市民社会の構想に向けて』(ミネルヴァ書房、2023年)など。 『北に渡った言語学者:金壽卿1918-2000』(人文書院2021)、『朝鮮近代の歴史民族誌:慶北尚州の植民地経験』(明石書店2008)、共編著『大阪朝鮮学校無償化・補助金裁判:「あたりまえの権利」を求めて』 (現代人文社2023)、『Q&A朝鮮人『慰安婦」と植民地支配責任』(増補版、お茶の水書房2018)など。
  
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