福祉
2019年度修学院フォーラム「福祉」
〈協賛〉京都キリスト教協議会(KCC)
第2回  「福音家族について」


  

講師:晴佐久 昌英  
(カトリック上野教会・浅草教会主任司祭、「福音家族」主宰)
 教会はよく、弱い立場にある人たちの「支援」ということをしますが、時として「何かしてあげる」というような、上から目線の活動になってしまいがちです。教会は何をおいてもまず、「家族になる」ことを目指すべきです。家族はごく普通に助け合い、当たり前に支え合っているだけであって、そこに「支援」という言葉はなじみません。そもそも「支援」という言葉には「支援するかしないか」を選べるというニュアンスがありますが、家族であるならば、倒れている家族を助けないという選択肢はありえません。
「どのように支援するか」を議論する以前に、「どのように家族になっていくか」を問うことが、教会が「良い木」となっていくためのとてもシンプルな方法です。
ご一緒にその方法を考えていきましょう。


<参考図書>
『福音家族』   晴佐久昌英 著      
 (オリエンス宗教研究所 2019年)
  ISBN978-4-87232-110-4
2020年2月22日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:2,300 円 学生 1,000 円(コーヒー込み)
締切日:2月19日
<講師プロフィール>
晴佐久 昌英 (はれさく まさひで) 氏
カトリック上野教会・浅草教会主任司祭、「福音家族」主宰
1957年東京生まれ。カトリック信者の両親のもと、教会大好き少 年として育つ。 上智大学神学部、東京カトリック神学院卒。87年、司祭に叙階。 現在はカトリック浅草教会と上野教会で主任司祭。 美術、音楽、映画、演劇、赤ワインが大好きで、毎夏の無人島生 活は30年以上。 「福音を説明する司祭ではなく、宣言する司祭」として、カト リック教会だけではなく、プロテスタント教会、各地での講演 会、大学などでも福音を宣言する。 エッセイ集、詩集、絵本、日めくりカレンダー、説教集、信仰入門書等、著書多数。 最近著は「福音家族」(2019年12月、オリエンス宗教研究所)。
  
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