福祉
2016年度修学院フォーラム「福祉」<第1回>
           ≪共催 京都YWCA≫
子どもの貧困~社会的養護の子どもとその支援について考える

講師:阪野 学 
(大阪成蹊短期大学幼児教育学科准教授)
 少子高齢化、核家族化、ひとり親家庭の増加が進む現在の家庭環境にあって、6人に1人が『貧困』である、と言われています。特に子ども虐待の増加のケースも顕著であり、親や家庭が養育できない子どもたち、生きづらさを感じている子どもたちを、「社会で育てる」ことが求められています。中でも、15歳以上の高齢児童は、早い自立を強いられ、十分な教育機会や人間関係の経験値を経ないで、社会に放り出されます。
 このような社会的養護の子どもたちの現実を理解し、それぞれの立場から、どのような支援が可能かを一緒に考えてみませんか?
 

13:30~15:10  講演・発題
15:10~15:30     コーヒーブレーク
15:30~16:50     質疑とはなしあい
16:50~17:00   まとめとアンケート記入

2016年6月11日 (土) 13:30~17:00
場 所:京都YWCA
(京都市上京区室町通り出水上る)
参加費:一般1,500円 学生500円 (茶菓付き)
締切日:要申込
FAX、電話、電子メール等で下記宛お申し込み下さい。
京都YWCA  tel. 075-431-0351  fax. 075-431-0352  office@kyoto.ywca.or.jp
<講師プロフィール>
阪野 学(さかの まなぶ) 氏
大阪成蹊短期大学幼児教育学科准教授
 1963年生まれ。大学卒業後大阪府内の児童養護施設で児童指導員となり、主に中高生の高年齢児を担当する。施設長を経て同一法人内の情緒障害児短期治療施設施設長に異動となり、その後法人事務局長(理事・評議員)として約28年間施設現場で児童養護に従事する。
 二男一女の父親であり、18年間義理の父母も含め家族7人で施設内の家族寮に住み込んでいた。また、20年来施設の子どもたちを家庭体験として自宅へ受け入れる週末里親をしている。長男も、父の意思を継ぎ児童福祉施設で児童指導員として働いている。
 2014年9月よりかねてより考えていた社会的養護の人材養成と研究のために保育者養成校の教員に転じた。児童養護の学会関西支部の立ち上げや児童養護の社会への発信と啓発のため機関誌の発刊や児童養護の子どもたちのため一般社団法人の設立準備中。将来は、自立援助ホームの機能を兼ね備えたファミリーホームの設立を考えている。  
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