社会
2015年度修学院フォーラム「社会」
第2回 キリスト教徒の良心と現実の政治の間で
 今私達の社会は、いのち、正義、平和、自由を脅かす危険のある重大問題に直面しています。
これら問題とどう向かい合うべきか、基本に立ち返って考えてみたいと思います。
講師:佐藤 優 
(作家・元外務省主任分析官)
 9月に国会で安全保障関連法が成立しました。外交・安全保障の実務の観点からいうと今までと何も変わりません。今回の安全保障関連法が整ったからといって、明日、日本が戦争に巻き込まれるようになることはありません。もっともこれで、日本の安保体制が飛躍的に強化されたということにもなりません。なぜ、われわれが政治上の擬似問題に惑わされてしまうかについて、神学的に掘り下げて考察してみたいと思います。そのことによってヨゼフ・ルクル・フロマートカが「キリスト教信仰を持つ者は、他の信仰を持つ者や無神論者よりも現実をリアルに認識できる」ということの意味を説き明かします。 

◎スケジュール◎    

13301500     講演・発題

15001530    コーヒーブレーク

15301720     質疑とはなしあい 

17201730    まとめとアンケート記入


 参考図書.png  

     




  
2016年1月30日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:3,000円 学生1,000円(コーヒー込)
締切日:2016年1月25日
<講師プロフィール>
佐藤 優(さとう まさる) 氏
作家・元外務省主任分析官
1960年東京都生まれ。1979年同志社大学神学部入学、1985年同大学院神学研究科修了、1985年外務省入省、英国陸軍語学学校、モスクワ国立大学で研修した後、在ソ連(その後ロシア)日本大使館に勤務。2002年、鈴木宗男事件に連座して東京地検特捜部により、逮捕、起訴。2009年に最高裁で執行猶予付有罪判決確定。2013年執行猶予期間満了。 著書は、『国家の罠』(新潮文庫)、『国家論』(NHKブックス)、『宗教改革の物語』(角川書店)、訳書はフロマートカ『人間への途上にある福音』(新教出版社)など多数。
  
Page top