社会
2014年度修学院フォーラム「社会」
第1回 科学者の原罪と社会的責任- 福島原発事故の本質
 今私達の社会は、いのち、正義、平和、自由を脅かす危険のある重大問題に直面しています。
これら問題とどう向かい合うべきか、基本に立ち返って考えてみたいと思います。

講師:政池 明 
(京都大学名誉教授、物理学者)
 福島の原発事故以来、科学技術のあり方が厳しく問われています。長い間科学は 人類を幸福に導くであろう と信じられて来ました。しかし、傲慢な人類が原子力のような危険な科学技術を利用し続けることが可能でしょうか。科学の将来を論ずるにはまず人間の根源的な罪の問題を考えるべきです。義を重んじない人類は自らの知恵によって滅びに至ると考えられますが、原発事故はその前触れではないでしょうか? 物理学者として、またキリスト者として、この問題をフォーラムに参加される皆様と共に考えてみたいと思っています。
2014年11月 1日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
参加費:2000円、学生500円 (コーヒー込)
締切日:10月29日
<講師プロフィール>
政池 明(まさいけ あきら) 氏
京都大学名誉教授、物理学者
1934年東京生まれ。京大卒業。高エネルギー物理学研究所、ボン大学、京大、福井工大、奈良産大各教授、学術振興会ワシントン・センター長などを経て、現在、京大名誉教授、ふくしま再生の会理事。専門は素粒子・原子核・宇宙線物理学。元京大キリスト教青年会理事長。無教会・東京聖書集会会員。 著書「素粒子の世界を探る」、「大学院素粒子物理学1」、「宇宙の謎を素粒子で探る」、「素粒子を探る粒子検出器」他。 現在、原発事故で生活を破壊された人々の再生に向けた活動の支援と放射能飛散記録の永久保存活動を行っています。
  
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