福祉
2013年度修学院フォーラム「福祉」― 重荷を負う人と共に
第1回 一人一人みんな違っていい―べてるの人たちから学んだ生きる力、暮らし方
今年度は「重荷を負う人々と共に」をテーマとして2回の講座を計画しています。
浦河べてるの家の向谷地生良氏と、声楽家の青野浩美氏を予定しています。二つとも人間をどう捉えるかということで、今の時代に対する大きな提言となります。
講師:向谷地 生良 
(北海道医療大学看護福祉学部教授、社会福祉法人浦河べてるの家理事)
  今や、癌や脳卒中などと共に「国民病」と言われるようになった精神疾患
は、現在、40人に一人が治療を受けているといわれる身近な生活習慣病の
一つとなりました。浦河教会は、35年前から、この病をかかえた人たちが
負わされた課題を、教会の課題としてともに担う歩みをはじめ、「浦河べて
るの家」の働きを生み出しました。私たちは、偏見や差別の対象となってき
た精神疾患を持つ人たちの経験を通して、この病が、大切な「希望の病」で
あることを教えられてきました。このたびは、べてるの歩みの紹介を通じ
て、その恵みを語ります。
2013年9月 7日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
参加費:1,000円(学生500円)
締切日:9月4日
<講師プロフィール>
向谷地 生良(むかいやち いくよし) 氏
北海道医療大学看護福祉学部教授、社会福祉法人浦河べてるの家理事
青森県十和田市出身。1978年より北海道浦河町にある総合病院の精神科専 従ソーシャルワーカーとして勤務しながら、精神障害を持つメンバーと共 に、地域活動拠点「浦河べてるの家-1984年」の設立に関わる。2001年に当 事者研究を開始。2003年4月より、北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科 で教鞭をとりながら、現在も浦河べてるの家をフィールドにしながら当事者 研究の普及をめざし全国各地をメンバーとともに飛び回っている。日本キリ スト教団浦河教会会員 ○主な著書 「べてるの家の非援助論―共著・医学書院」2002「べてるの家の当事者研 究-共著・医学書院」2005、「べてるの家から吹く風・いのちのことば社」2006、 「ケアってなんだろう・共著・医学書院」2006、「技法以前・医学書院」2009、 「べてるな人々Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 一麦出版社」2008/2010/2012
  
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