社会
2018年度修学院フォーラム「社会」
第3回 民族主義と普遍主義のはざまで ~旧約聖書から国際平和を考える

講師: 月本 昭男  
(上智大学特任教授)
 人類の歴史は戦争の歴史である、と言われることがある。戦争を引き起こす要因は時代や地域により様々であるが、偏狭な民族主義や排外的な国家主義がそれに深く関わり、宗教信仰がそこに重なることが少なくない。だが、その一方で、平和を願わない人はいない。なかでも宗教とよばれる営みは、人類という立場から、諸民族の平和と調和を希求し、人々の平安と安寧を約束する。平和への祈りは地球上のいたるところで捧げられている。
 本発題においては、戦争の要因になりかねない偏狭な民族主義と諸民族の平和を希求する普遍主義とが拮抗する模様を旧約聖書にあとづけてみたい。旧約聖書は後のユダヤ教の基礎となり、キリスト教成立の土壌となり、イスラムにまで大きな影響をおよぼすことになるが、これらの宗教が古代イスラエルという弱小民族の残したこの書から何を学び取ったのか、ということに思いを馳せながら。 
 



◎予定スケジュール

          13301500     発題講演                  

                15001530     コーヒーブレーク 

            15:30~1730   質疑とはなしあい

             
2018年6月30日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町23)
参加費:2,300 円、学生 1,000 円(コーヒー付)
締切日:6月27日
<講師プロフィール>
月本 昭男 (つきもと あきお ) 氏
上智大学特任教授
1948年、長野県に生まれる。新島学園高等学校(安中)、東京大学、ドイツ・テュービンゲン大学に学ぶ。専攻分野は宗教史、旧約聖書、古代オリエント。立教大学(1981~2014年)を定年退職後、上智大学神学部で旧約聖書、古代イスラエル史、聖書考古学を教える。 著書:『目で見る聖書の時代』(日本キリスト教団出版局)、『古代メソポタミアの神話と儀礼』(岩波書店)、『旧約聖書に見るユーモアとアイロニー』(教文館)、『この世界の成り立ちについて』(ぷねうま舎)、『詩篇の思想と信仰I~IV』(新教出版社)、『物語としての旧約聖書(上)』(NHK出版)、など。  訳書:『ギルガメシュ叙事詩』、『創世記』、『エゼキエル書』(いずれも岩波 書店)、など。 経堂聖書会(http://www.kyodo-seisyokai.sakura.ne.jp/)所属
  
Page top