社会
2013年度修学院フォーラム「社会」― エネルギーを考える
第1回 チェルノブイリと福島から
 2011年3月11日の福島原発の事故は、15万人以上の人の生活の基盤を奪い、数知れない多くの人の命を今後長期に亘って脅かすことになりました。この事故は、私たちに原子力発電に依存し続けてよいのかという問いを突きつけています。この問いを真剣に受け止め、何を選択すべきかを根源的に考え合いたいと思います。
講師:山崎 知行 
(和歌山県岩出市医師)
 原子力発電の根本的問題を考える際にチェルノブイリ事故とフクシマ事故から学ぶことが重要と考えています。双方に共通することに、政府や公の機関が事実を歪め、正確な情報が伝えられなかったことがあります。政策的には原子力を維持したい権威権力筋が歴史的に人体への影響を過小評価することを貫いてきたことによると思われます。
 チェルノブイリとフクシマ双方を外から見てきた者として、現場からの報告を放射能汚染の状況や身体に起こっている様々な変化を絡めてお伝えし、ご一緒に考えてみたいと思います。
2013年11月30日 (土) 13:30~17:30
場 所:関西セミナーハウス
参加費:1000円、学生500円(コーヒー代込)
締切日:11月27日 以後はお問合せ下さい。
<講師プロフィール>
山崎 知行(やまざき ともゆき) 氏
和歌山県岩出市医師
1943年生まれ。1959年 高校1年で受洗。 1969年 鳥取大学医学部卒業。1984年 現在地にて内科診療所開業 1986年 チェルノブイリ原発事故 以降放射能の人体への影響に関する情報収集  2005年 NCCチェルノブイリスタディツアーに参加(ベラルーシ) 2006年 同 上(ベラルーシ) 2008年 同 上(ベラルーシおよびウクライナ) 2011年 東京電力福島第一発電所1~4号炉 順次爆発 福島訪問(7月、10月) 2012年1月から教区派遣により主に福島県にて子供健康相談を担当、10月まで。 2013年3月から奇数月に同上相談会担当 2013年9月NCCチェルノブイリスタディツアー(ベラルーシ) 日本基督教団大阪教区核問題特別委員会委員、同教団愛隣教会会員(和歌山県海南市)
  
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